今回の記事は巾木に関して解説します!
今回の記事の出典はどこからですか?
今回も仮設工業会が出版している
くさび緊結式足場の組み立て及び使用に関する技術基準からです
あと
厚生労働省が出している
労働安全衛生規則に関する情報からです。
くさび緊結式足場の組み立て及び使用に関する技術基準からです
あと
厚生労働省が出している
労働安全衛生規則に関する情報からです。

労働安全衛生規則による
労働安全衛生規則(足場等関係)が改正されました
目次
巾木(幅木)とは?
幅木の目的とは何か知っていますか?
足場から物が落ちない為の落下防止のためですか?
幅木とは
足場の作業床の縁部に取り付ける板材のことです!
別名「つま先板」とも呼ばれます。
足場の安全性を確保するための最前線の防護材です!
足場の作業床の縁部に取り付ける板材のことです!
別名「つま先板」とも呼ばれます。
足場の安全性を確保するための最前線の防護材です!
幅木には2種類の目的があります。
- 作業員の墜落防止
- 工具や資材の落下防止
何か違いがあるのですか?
それぞれの幅木の高さが違います
作業員(人)用の幅木の高さは150㎜以上
工具など物用の幅木の高さは100㎜以上
工具など物用の幅木の高さは100㎜以上
それぞれの現場や建設会社の仕様によって異なるのですね?
そうなんです!!
この点は後で説明します!
必ずどんな幅木を使うのかを確認してください!
この点は後で説明します!
必ずどんな幅木を使うのかを確認してください!
幅木の種類(仮設工業会認定)
幅木の種類について説明します!
お願いします!
幅木には「I型幅木」と「L型幅木」の2種類あり、それぞれ構面側と妻面側で分かれています
I型幅木とは、木製足場板、鋼製足場板を縦に使うタイプです
L型幅木とは、各メーカーがL型に幅木を加工している製品です。
I型幅木とは、木製足場板、鋼製足場板を縦に使うタイプです
L型幅木とは、各メーカーがL型に幅木を加工している製品です。

構面側と妻面側とはどういう意味ですか?
足場における構面側とは、建屋の壁に対して平行に面する側のことです。
妻面側とは、建屋の壁に対して垂直に面する側のことです。
さらに下の表をみてください!!!
種類 | 特徴 | 主な設置場所 |
第1種(I型) | 本体+U字型金具(または他の金具)、つかみ金具に固定、工具不要も多い | 構面側(長辺) |
第2種(L型) | L字型で作業床に載せるタイプ、横架材にロック金具 | 妻面側(短辺) |
※ どちらも「単独タイプ」と「長尺タイプ」があります。
幅木の構造基準(仮設工業会)
仮設工業会による幅木の構造基準について説明します!
幅木に関する詳しい説明をお願いします!

幅木に関する仮設工業会の指針は以下の通りです。
- 本体高さ:15cm以上(作業員保護のための場合)
- 取り付け部:使用中に外れにくい構造であること
- 限定用途の幅木は他の用途に流用不可の構造
- 簡易的な立て掛け式は禁止、しっかり固定が必要
- 材質:木製または金属製で、難燃・強度・均一性が求められる
- 隙間:床面との隙間は水平方向・垂直方向ともに1cm以下
- 設備は丈夫でたわみ・損傷・腐食がない構造であること(ロープやテープは不可)
- 木製の幅木も使用可能だが、劣化に注意
- 妻面にも幅木は必要(構面側だけでなく全方向対象)
- 臨時取り外し可:ただし、立入禁止区域の設定など条件付き
図を見てもらうとわかるように
Aパターン、Bパターンは I型幅木
Cパターンは L型幅木
です。
Aパターン、Bパターンは I型幅木
Cパターンは L型幅木
です。
Aパターン (I型幅木)
木製足場板 または 鋼製足場板 (どちらも150㎜以上)
足場の支柱に番線で固定する方法です!
木製足場板 または 鋼製足場板 (どちらも150㎜以上)
足場の支柱に番線で固定する方法です!
Bパターン (I型幅木)
木製足場板 または 鋼製足場板 (どちらも150㎜以上)
足場の支柱に様々なメーカーが出している幅木ホルダーによって固定する方法です
木製足場板 または 鋼製足場板 (どちらも150㎜以上)
足場の支柱に様々なメーカーが出している幅木ホルダーによって固定する方法です
Cパターン (L型幅木)
足場メーカーが出しているL字型の断面を持った金属製(主に鉄やアルミ製)の幅木です今回は株式会社ダイサンの足場を使っている計画なので
DLガード BLガード という部材があります。
足場メーカーが出しているL字型の断面を持った金属製(主に鉄やアルミ製)の幅木です今回は株式会社ダイサンの足場を使っている計画なので
DLガード BLガード という部材があります。
なるほど幅木と言っても色々なパターンがあるんですね!!
I型、L型、幅木の注意点
I型幅木を使用する際の注意点を紹介します!
- 床との隙間:水平方向・垂直方向ともに1cm以下
- 穴が空いていないこと(必要最小限を除く)
次に
L型幅木を使用する際の注意点を紹介します!
L型幅木を使用する際の注意点を紹介します!
- 水平部の幅:5cm以上〜21cm以下
- 幅が10cm以上の場合、滑り止め加工が必要
- 踏んでもたわみが生じない丈夫な構造
- 床面との隙間:垂直方向で1cm以下
- 一部、脚柱周辺や布枠と幅木の接合部は3cmまで可
- 滑り止め:水平部が10cm以上の場合は滑り止め加工が必要
ロジクール ワイヤレスキーボード K780 Bluetooth Unifying
4.6
接続デバイスをワンタッチ簡単切り替え。
FLOW機能対応マウスと使用すれば、マウスが駆動しているPCで自動ペアリングもOK
OS 毎の独⾃キーやショートカットキーなどを違和感なく使⽤することができます
機能性 | 無線 BluetoothとUnifyingで繋げる 最大3台のパソコン、スマホなどつなげれる |
---|---|
使いやすさ | 軽いので机のどこでも置くことが出来る! キーボードのタッチもまずまず! |
価格 | コスパは問題なし! |
法令に基づく設置基準(労働安全衛生規則)
次は労働安全衛生規則から要点をまとめます
すでに解説した点と重複しますが
関心のある人はみてください!!!
すでに解説した点と重複しますが
関心のある人はみてください!!!
落下対象 | 巾木の高さ要件 |
作業員(人) | 15cm以上 |
工具や資材(物) | 10cm以上 |
- 墜落防止対策には、下さん(15~40cm)、15cm以上の巾木、またはそれに準ずる機能を持つ設備が必要
- メッシュシート・防網などでの代用可(ただし条件あり)
- 巾木の代替:メッシュシート、防網、防音パネル、ネットフレーム等(条件あり)
取り外し条件(例外扱い)
- 以下の措置が講じられていれば一時的に取り外し可能:
- 立入区域の設定
- 防網や墜落制止用器具の使用
- 現場責任者の許可を得ること
- 作業終了後は速やかに復旧する必要あり
幅木の使用時の注意点
現場で幅木を使用する注意点を挙げておきます!
注意点!!
- 仮設工業会認定製品を使用
- 規定を超える隙間は塞ぐ
- 物を立て掛けたり、足を乗せない
- 高さがある場合は風荷重に注意
- たわみ・腐食・損傷がないことを常に確認
まとめ
以下が今回のまとめになります!!
- 巾木は、落下防止のための最前線の安全設備
- 15cm以上の高さが基本(人の墜落対策)
- 幅木の構造・材質・設置方法には細かな法的基準がある
- 使用環境に応じてL型とI型を使い分ける
- 条件を満たせば臨時取り外しも可能だが、責任者の承認と安全確保が必要
