今回は足場の腕木についての正しい設置方法について考えていこう!
現場で安全かつ正確な足場を組むには、「腕木(うでぎ)」の理解と正しい使用が欠かせません。
この記事では、腕木の基本から設置ルール、使用不可の部材までを丁寧に解説します。
現場で安全かつ正確な足場を組むには、「腕木(うでぎ)」の理解と正しい使用が欠かせません。
この記事では、腕木の基本から設置ルール、使用不可の部材までを丁寧に解説します。
分かりました。
今回の注意点の出典はどこからですか?
今回の注意点の出典はどこからですか?
今回も仮設工業会が出版している
くさび緊結式足場の組み立て及び使用に関する技術基準
からです。
くさび緊結式足場の組み立て及び使用に関する技術基準
からです。
足場の腕木とは
足場の腕木とはなにか知っていますか?
壁や柱から垂直に突き出し、屋根の桁や庇(ひさし)を支える物のことですか?
そうだね!
足場の腕木とは前踏みと後踏みの緊結部付支柱を連結し、作業床を支えるための横材です。
作業床を支える役割を担うため、「腕木の垂直設置間隔=作業床の垂直間隔」となります。
足場の腕木とは前踏みと後踏みの緊結部付支柱を連結し、作業床を支えるための横材です。
作業床を支える役割を担うため、「腕木の垂直設置間隔=作業床の垂直間隔」となります。
以下に腕木の設置に関する注意点をあげますね!
はい!よろしくお願いいたします。!!
■ 腕木の設置ルール
- 高さ2m以下ごとに全層・全スパンに設置すること。
→ 安定した支持力を確保し、足場全体の剛性を高めます。 - 緊結部付床付き布枠を使う場合は
→ 凹型金具が付いた緊結部付ブラケットか、緊結部付腕木を使います。 - 床付き布枠を使う場合は
→緊結部付き布材か、固定型の緊結部付ブラケットを使用してください。 - 伸縮型ブラケットはNG
→ 水平材が伸び縮みする伸縮型ブラケットは構造が不安定になるため、腕木として使ってはいけません。
②③の意味がよくわからないのですが・・・
緊結部付布付き布枠と緊結部付き布板について説明しましょう。
緊結部付布材は手すりを設置しない構面に設置する布材(腕木)です。
緊結部付腕木材は、足場などを支えるための横木のような金属製の布材(腕木)を指します。
床付き布枠は、文字通り床がついた布枠
以下の図を見てくれればわかると思うよ。
緊結部付腕木材は、足場などを支えるための横木のような金属製の布材(腕木)を指します。
床付き布枠は、文字通り床がついた布枠
以下の図を見てくれればわかると思うよ。

この挿絵のブラケットの赤く塗られている部分が緊
結部です。
腕木は重要な構造物です。
布板と布枠、腕木をしっかり緊結する事が大切です。
腕木は重要な構造物です。
布板と布枠、腕木をしっかり緊結する事が大切です。
緊結部付床付き布枠には「つかみ金具(ロック機構なし)」と「凸型の緊結部」があります。
これをしっかりと固定するためには、凹型の緊結部を持った腕木やブラケットを使う必要があります。
④番も詳しく説明してください!
緊結部付きブラケットと伸縮ブラケットの違いを理解してください。
以下の図をみると伸縮ブラケットは長さを調整できるブラケットであることが分かりますね。
以下の図をみると伸縮ブラケットは長さを調整できるブラケットであることが分かりますね。

伸縮ブラケットは構造が不安定なので腕木としては使えない。
伸縮ブラケットの先端にはクランプが付いているので稼働してしまします。
伸縮ブラケットは主に単管足場としてよく使われます。以下の図を参考にしてください!!
伸縮ブラケットの先端にはクランプが付いているので稼働してしまします。
伸縮ブラケットは主に単管足場としてよく使われます。以下の図を参考にしてください!!
この右側の伸縮ブラケットは腕木としては使用する事が出来ません!
是非気をつけてください!!
是非気をつけてください!!
伸縮型は便利そうに見えますが、実際は構造が不安定になりやすく、
足場全体の安全性を損なうリスクがあります。
そのため、国の指針でも使用が禁止されています。
わかりました!!
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まとめ
今回の腕木に関する記事を簡単にまとめてみました。
使用する布枠の種類 | 使うべき腕木 or ブラケット |
緊結部付床付き布枠 | 緊結部付腕木 または 凹型ブラケット(固定型) |
通常の床付き布枠 | 緊結部付布材 または 固定型ブラケット |
伸縮型ブラケット | ❌ 使用禁止! |
上記に注意してください!!
